2006年9月30日 (土)

毎日更新

こんにちわ。
昨日久々に新しい記事を書くことが出来ましたが、毎日書き続けるって難しいですね。僕は筆不精ってのもあって、記事を書くのが苦手です。でもブログは情報発信のみならず、多くの人とコミュニケーション出来るツールだと思っているので、有用に使いたいものですな。

今日は著作権について。
とりあえず、この記事をご覧くださいな。8/30から9/1と9/7と一連の流れで読んでみてください。「新聞記事をブログに載せるときに、リンクを貼るのでなければ、どうやって載せるのが正しいお作法か」という事でちょっとビックリするような内容です。ネチケットとかいう単語がありますが、僕は常識の範囲内であったらOKだろうと割と気にはしていなかったのですが、今回のお話で自分の常識はあまり当てにならないな、と思いました。う~ん、驚きです。
著作権って当然保護されていなければ世の中おかしな事になってしまうのでしょうけど、自分が何かをしたいと思った時に結構いろいろと障害になりうるんではないかとも思います。例えば、自分でネットラジオを発信したいと思った時にジングルはどうするか、DJとかするときにかけるレコードの著作権ってどうなるの?とか。因みにCOSTEPのジングルは有志の方っぽい。

そこでちょっと思ったのが、アマチュアでもプロでも自分の曲を自由に使ってくださいっていう集団を作ってみるのはどうだろうか。科学技術に関係した物に使うならOKです、とか制限をかけてもよいし。ちょっと話はずれるかもしれないけどwinnyとかも著作権のある音楽や映像が垂れ流しになっているから問題であって、自分の曲なり映像なりを使いたい、見たい、聞きたい人に提供するにはかなりいいツールになりうるとも思う。

因みに以下は宣伝です。僕もバンドやら宅録やらをやっています。興味のある人は聞いてみてください。
北大フォークソング研究会オムニバス
Strysk Railway Armis Times Explorer
自分のサイト(すごいショボイ)

また、本当にどうでも良い話ですが、このアルバムのマドンナのソーリーって曲は凄いですよ。ソーリー連発で全然反省の色なしです。こんなシュールな曲を書けるのは、他にあまりいないと思います。

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2006年9月29日 (金)

ダイガクも意外と役に立つ

今日は小樽商科大学主催の「ダイガクも意外と役に立つ」という地域活性化セミナーに参加してきました。このセミナ、何を趣旨としているかというと、小樽商大は地域の方と一緒になって小樽を活性化させようという試みをしていて、そこで小樽商大の活用方法を紹介しますよ!!って感じです(表面上は)。前半は講演・後半はパネルディスカッションというものでした。前半の講師は、小樽商大を活用?というか一緒に活動していると言った方が良いですね、小樽でガラス工芸品を製作されている安井顕太さんと北の藍工房主宰でいらっしゃる角寿子さんとそれぞれの方と一緒に活動なさっている小樽商大の先生2人という2ペアでの講演でした。
講演前半の安井さんと海老名先生のお話、結構面白かったです。台湾では小樽の認知度が高く、小樽からの観光客もわんさか来ているそうです(ここで挙げられていたアンケート結果のアンケート対象が台湾で行ったガラス展に来ていた台湾の人というので、お、こりゃバイアスかな?とかも思いました)。そこで、台湾のガラス工芸品の販売ルート開拓やマーケティング調査、台湾での趣味趣向を調査して地元小樽で作られた工芸品を台湾に紹介して活性化させよう、そして小樽ブランドとして確立させようというお話でした。北一硝子って有名だけど、実際小樽で作られた硝子工芸品かというとそうではない、なんて裏話も出てきました。また、小樽市民にとってガラス工芸品は観光客が買うものとして認識されているそうで、そこをどうにかしたい、とのお話もありました。こういったことは、おそらくどこの観光地にも発生しうる問題であって、今回の活動が実を結べばいろいろな地域で応用できるのかな、と思いながら聞いていました。
講演後半の角寿子さんと小樽商科大学の片岡正光さんの話は僕にとって新鮮でした。染物ってただ染める物があればいいだけじゃないって知ってました?僕は知らないことが多すぎるので、やはりここでも知りませんでした。媒染剤(こちらでどういうものかを・・・)という物が必要で、それが結構環境に悪い物もあるそうです。銅やクロム、スズ、鉄やアルミニウムがよく使われているそうで、その中でも塩化銅、硫酸銅、酢酸銅などの銅塩や酢酸クロム(Ⅲ)、塩化クロム(Ⅲ)、塩化スズ(Ⅱ)などは劇薬に指定されているのです。それらが毒性や危険性をしらない市民によって植物染をした際に流しに流してしまっていることもあるそうで、角さん片岡さんは環境を考えた染色法を研究・模索して提示しているのでした。この話を聞いた僕は以後手に取った物がどのような媒染剤で染められたものか気になるでしょう。

後半のパネルディスカッションは質問に講師達が答えるというものでした。なかなか面白い質問もありました。中でも一番印象に残ったのは、なぜ小樽商大が小樽ブランドを手がけているのか、という質問に対し海老名誠さんの回答、大学と街の間に隙間があって、それを埋めて大学も市民もみんなで試す、もがくことで知り合い、それぞれの立場でメリットをとっていく。これはまさに今の科学者と市民との間の溝の問題と全く同じだなぁ、と思っていました。

振り返ってみると、このイベントは小樽商大的にはイメージアップキャンペーン的な思惑もあったのかも知れません。いや、あったと思う、結構してたし(笑)。普通は何だよ~、宣伝かよ~とか思いますけど、今回、僕は違う感想を持つことが出来たと思う。というのは、小樽商大は今回のイベントに来た市民に対して自分の大学のイメージアップをすることが出来た。僕は小樽商大の活用法という所から他大学でも自分から働きかければ何かしら共同に動いてくれる可能性もあると確信したし、染物の媒染剤が環境に悪いという危険性もあることを知ることも出来た。お互いに良い物を得られたという訳です(ここポイント)。イベントは主催者と参加者がお互いに利益を出す仕組みがないと駄目であろうし、実現できれば凄くいいイベントになると思いました。自分が何かイベントを主催するときはこのことを忘れずにやろうと感じました。

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